香りのおしゃれを始めて楽しみたい!でもどんな香水を選んだらいいのかわからないということはありませんか?
香水の華やかな香りは、初めて会う人にもあなたの雰囲気を印象付けるアイテムになります。
こちらの記事では自分にピッタリな香水の買い方や香水の基礎知識を学べるので、初めて香水を買う人や、自分の好みがはっきりしない人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
香水の種類、香りの系統などの基本的な知識から知りたい方には、以下の記事がおすすめです!
香水の種類から選び方、買い方、さらにはおすすめ商品まで幅広くご紹介しています。
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目次
香りで印象が決まる!香水をつける目的を明確にする
香水はその人のイメージを印象付けるうえで重要な役割を果たします。
香水を選ぶ時には香りの系統を決め、特徴を知ったたうえで、香水の種類やつけ方を考えることが大切です。
まず初めに香り種類や系統を紹介します。
香水を選ぶ時の注意点も併せて説明していくので、初めて香水を選ぶ人は参考にしてみてください。
シトラスは万人受けする柑橘の香り
シトラスノートは、柑橘系(レモン、オレンジ、グレープフルーツ)をベースにした香りです。
みずみずしくフレッシュな香りが特徴。
ナチュラルとシャープの間に位置する香りです。万人受けしやすく、リフレッシュしたいときや食事の時にも使いやすい香りです。
フルーティは大人っぽさが魅力
フルーティーノートは、フルーツ(アップル、カシス、ピーチ、ベリーなど)の香りでシトラスよりも大人っぽく、甘酸っぱい香りが特徴。
ナチュラルとテンダーの間に位置する香りです。食事やデートのときにも最適な香りです。
フローラルはまるで花束を身にまとうような華やかさ
フローラルノートは、花(バラ、ユリ、ジャスミン、スミレなど)の香りで、花束を嗅いだような華やかさが特徴。
香りの中心的な存在で、どの香りとも相性が良いとされています。
女子会や日常的にもデートから結婚式などプライベートからフォーマルまでオールマイティに使いやすい香りです。
ムスキーはフェミニンな官能的な香り
ムスキーノートは、動物系の香りでジャコウジカの生殖腺分泌物から抽出される香りとされます。
そのままの香りは強烈ですが薄めて使います。メーカーによって官能的な香りから石鹸のような華やかで清潔感のある香りが特徴。
オリエンタルよりもフェミニンな香りに分類されます。日常使いにも気になる男性とのデートにも最適。
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オリエンタルはエキゾチックでセクシー
オリエンタルノートは、サンダルウッドなどを中心とした香り。
お香のような香りが特徴でエキゾチックで落ち着く香りです。オフィシャルな場所やコンサートなどにも最適。
フェミニンとテンダーの中間に分類されます。
グリーンはみずみずしい新緑の香り
グリーンノートは、新緑を思わせるみずみずしい香りが特徴。
ガルバナムやバイオレットリーフなど、香料によって香りの特徴が異なるのも魅力的です。
メンズライクな雰囲気があるので、デートや日常的に使える香りです。フルーティよりナチュラルよりに分類されます。
シプレーはさっぱりとした知的さを演出
シプレーノートは、元々Coty社の香水が原点になっており、トレンドの香水にシプレ―系というジャンルが確立され今もなお愛されている香りです。トップノートはシトラス、ミドルノートはフローラル(ジャスミン、ローズ、イランイラン)、ラストノートはパチュリ、ムスク、オークモスと時間とともに香りが変化するのが特徴。
ゲランの「ミツコ」やカルバンクラインの「CK1」などもシプレー系。
さっぱりとした香りでシャープとフェミニンの中間に位置します。日常的にもデートにも使える香りです。
ハーバルは男性にも使えるさわやかさが特徴
ハーバルノートは、薬草を意味し、スパイスやハーブの葉、種子、根から抽出されています。
さわやかで知的な香りなのでユニセックスに使えます。ビジネスシーンやスポーツシーンにもおすすめの香りです。
アロマティックは優しくナチュラルな香り
アロマティックノートは、優しいラベンダーやタイムなどまるでハーブガーデンにいるような香りが特徴です。
ナチュラルで落ち着いた印象の香りなので、日常使いや就寝前、1人でリラックスしたいときにも最適な香りです。
グルマンはキュートな甘さが特徴
グルマンノートは、バニラやチョコ、キャンディのような甘い香りが特徴。
キュートな香りなので、リラックスタイムや食事、デートにも最適。ダイエット中に好きなスィーツの香りを使うのもおすすめ。
テンダーよりの香りに分類されます。
スパイシーはシャープで知的なセクシーさを演出
スパイシーノートはシナモンやアニス、ペッパーなど香辛料をもとにした香り。
ピリッとした香りよりもシャープな香りもあります。
季節やシーンによって付け加え、組み合わせ次第では知的な香りにも、セクシーな香りにも変化します。
ユニセックスで使えるものも多いので、カップルでおそろいの香りを付けても。
バルサムは甘い深みが特徴
バルサムノートは、樹脂系の香りで、ベンゾインやバルサムを原料とした香りです。
独特の青臭さやメープルのような独特の甘さが特徴的。
リラックスしたい時や緊張している時にもおすすめの香りです。
アニマルは香りに奥行きを加える役割も
アニマルノートは動物系由来の香り全般を指します。
ムスクやシベット、カストリウムやアンバーグリスなど原材料を薄めて香料として使います。
原材料の香りは強烈な香りですが、薄めることで花のような香りになり、香りに奥行きを与えられます。
ムスクとアンバーはワシントン条約により現在では取引が禁止されているので、アブソリュート抽出や代替香料を使用しています。
力強さや個性的な香りになることもあります。アニマルノートを基調とした香りは官能的なものが多く、気になる男性やパートナーとのデートシーンにもおすすめ。
アンバーは甘くて上品さがポイント
アンバーノートには植物性と動物性があります。
アンバーグリス(動物性)はマッコウクジラの腸にできる結石を使っています。
オリエンタル調の香りのラストノートとして用いられることが多く、甘くセクシーでも上品さを与える香りです。
植物のアンバーは琥珀が原料となっており、甘いはちみつや樹脂を思わせる香りです。
いずれもエキゾチックな中東系の香りやスモーキーな香りが特徴的なので、女性らしさを演出したいときやデートに最適。
パウダリーは華やかな清潔感
パウダリーノートは粉白粉のような華やかで甘い香りが特徴。
トンカビーンズやイリス(アイリス)、ミモザなどの香り成分を含んでいます。清潔感のある石鹸のような香りが特徴的で香水の材料に多く用いられます。日常使いからオフィシャル、デートまで幅広いシーンでつけられる香りです。
以上にまとめた香りも含め多数の香料を組み合わせて香水は作られています。組み合わせ次第で香りの印象も変わってきます。
【番外編】「オーダーメイド香水」で自分の理想を体現!
ここまで解説してきた香りの系統や香水の種類をふまえて、自分の理想にぴったりの香水が見つかりそうでしょうか?
しかし中には、何度も店舗に足を運んで香りを試しても、なかなか自分の理想通りの商品が見つからない方もいらっしゃるでしょう。
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意外と知らない香水の種類
香水は香りそのものの種類ではなく、香料の濃度と香りの持続時間によって分類や種類が異なります。
日本では「香水」とひとくくりにしてしまいがちですが、香水の本場ヨーロッパでは4種類に分けられます。
名称 | 持続時間 | 香料の濃度 | 特徴・使用用途 |
---|---|---|---|
パルファム | 5-7時間 | 15-30% | 最も濃度が濃い |
オードパルファン | 5-7時間 | 10-15% | 安価で種類も豊富で人気が高い |
オードトワレ | 3-4時間 | 5-10% | ライトな感覚でつけることが可能 |
オーデコロン | 1-2時間 | 2−5% | 就寝前や気分転換に使用 |
最も濃度が濃いのが「パルファム」で香料の濃度が15~30%で香りが5~7時間持続します。
「パルファム」よりも香りが薄いのが「オードパルファン」です。香料の濃度が10~15%、持続時間が5~7時間で、「パルファム」よりも安価で種類も豊富で人気も高いです。
「オードトワレ」は「パルファム」や「オードパルファム」よりもライトな感覚でつけられます。香料の濃度は5~10%、持続時間は3~4時間です。
「オーデコロン」はフランス語で世界最古の香水「ケルン水」の意味も持ちます。
最も持続時間も短く1~2時間、香料の濃度も2~5%なので、就寝前や気分転換にも使えます。
香水と柔軟剤の違い
香水と同じように香り付けをするアイテムとして代表的な物に柔軟剤があります。
柔軟剤は衣服やファブリックを洗剤で洗った後に、服の形状をふんわりさせることが目的としたアイテムです。
最近の柔軟剤はさまざまな香りの物が市販されています。
香水との違いは香水が肌に直接塗布できるということ。本来柔軟剤は布にしみこませて布自体を香らせます。
香水は肌につけるので、時間の経過や体温、体臭などと混ざりあい、同じ香水でもその人独自の香りに変化していく経緯が楽しめます。
Point -ポイント-
柔軟剤と比べ、名刺やハンカチなどのアイテムに直接振りかけて使え、その日ごとに変えられるのも香水の特徴です。
香水は気分やTPOに合わせた使い方をすることで、自分らしさをアピールできます。
多くの人が間違っている香水の付け方
香水は付ける場所で印象が変わります。
体の表面の温度が高まるところにつけると、香りが体温で温められて時間とともに変化していきます。
香水の正しいつけ方は、広く面でつける方法、ポイントとして点でつける方法、線をつなぐように付ける方法があります。
面で付けるのはある程度の部位にまとまってつける、線は細く伸ばすように付ける、点は1~2滴を部分的に付ける、というやり方です。
面で付けるのは香りが優しいオーデコロン
自分の頭の斜め上にスプレーでプッシュして霧が舞い落ちる中をくぐるように付ける方法があります。
他にもスプレーのアトマイザーを使って、付けたい部分から10㎝以上離して付ける方法があります。
お風呂上りに腕やウエスト、髪などの部分に吹きかけて寝る前に好きな香りに包まれたい時におすすめです。
線でつけるのはオーデパルファムやコロン
腕全体に吹き付けたり、好きな瓶香水を手に取り、指先や掌で広げ足りして使います。香らせたい部分に広げて使うというイメージです。
点でつけるのはパルファム
自分が付けたい部分に1~2滴直接垂らして付けるようにします。
濃厚な香りでありながらも付ける量が少ないので、かなり接近しないと香りに気が付かない事もあります。
好きな人とのデートなど相手との距離に近づくシーンが多い時に効果的な使い方といえるでしょう。
Point -ポイント-
濃度の濃いものから順に「点→線→面」でつけるとイメージしやすいです。
この「点」「線」「面」出のつけ方は香水文化発祥の欧米主体の考え方です。日本では自分の好きなように付けて楽しめるようにしてもよいと考えます。
香水をつけるのを避ける場所は顔回り
香水を付けるのに避けたほうがいいのは、首や顔周り、喉元、デコルテ部分です。
皮膚が薄く敏感なので、香水に含まれる成分で赤みやかぶれを起こしやすいからです。
さらに人の嗅覚は五感の中で敏感で、強い香りを嗅ぎ続けるとすぐに鈍化しやすい器官でもあります。
顔周辺に香水を付けることで、香水の香りを強く嗅ぎ過ぎて気分が悪くなることもあります。
特にデコルテより上の部分は、直射日光を浴びやすい部位です。
香水に含まれる成分の中には光毒性を含むものや日光で化学変化を起こすものもあります。
シミになったり、かぶれたりと皮膚トラブルを起こすこともあります。直射日光に当たりやすい部分は避ける方が良いでしょう。
デコルテ周りは人間の中でも最も体温が高くなります。香水をつけると、体温でより香りが強く感じられることもあるので注意が必要です。
また耳につけるのも避けたほうがいい場所です。
耳は体内の表面温度が低く香水の揮発する性質を十分に発揮出来ないことも考えられます。耳周りにつけるなら耳裏がおすすめです。
他にも香水をつけるのに避けたほうが良い場所として汗や皮脂が出やすい場所も挙げられます。人の汗や皮脂にはタンパク質や雑菌が出す独特の香りがあり、香水の香りと混ざると自分が想像しているよりも悪臭になることもあります。
ボディ以外にも洋服や、真珠、毛皮や革製品には香水でシミになったり劣化したりすることもあるので気を付けるようにしましょう。
香水をつけるタイミング
香水は、付けるタイミングでより自分らしい香りを演出できるアイテムです。
香り成分には3つの階層があり、トップノート、ミドルノート、ラストノートと時間の経過によって、香り方が異なります。
付けたてのフレッシュな香りをトップノートと言い、およそ10~20分間ほど香ります。ミドルノートは数時間香りが持続し、ラストノートは数日間香りが持続するものから、匂いがわからなくなるものまで存在します。
例えば気になる男性との食事のデートシーンで付け直す場合、待ち合わせ前に付けて、4~5時間経過したら軽く付け直すのがポイントになります。最初につけたところよりも少し離れたところにつけなおすと香水をつけすぎて濃い香りになるのを避けられます。
食事のタイミングで付け直すなら足やウエストより下につけ直すようにします。折角の美味しい食事の香りを邪魔させないようにすることも相手に対するエチケットといえます。
Point -ポイント-
夜のデートなら彼との距離が近くなることも想定して、デート前にウエストや髪の毛などにつけるとより効果的。彼があなたに接近した時にふんわり優しく香るように演出してみるのがおすすめです。
持ち歩けるアトマイザーは手軽さがおすすめ
気になる男性とのデートやお仕事などお出かけ先では、持ち歩けるアトマイザーがおすすめです。香水瓶は持ち歩くには大きいうえ、ガラス瓶に入っていることもあるので破損する可能性もあります。
Point -ポイント-
アトマイザーは、ポーチに簡単に忍ばせて、好きなタイミングでそっと香りをつけなおせるので便利です。
デートの時でも小さなバッグに入れて好きな香りを持ち運べる手軽さがアトマイザーの魅力です。
香水の保管方法と注意点
香水には適切な保管方法があることを知っていますか?保存方法を間違うと成分が変わってしまい、皮膚トラブルの原因や、香りそのものが変わってしまうこともあります。正しい香水の保管方法を知って置くことも大切です。
香水の保管方法は冷暗所を選ぶ
香水は直射日光や蛍光灯など光によって化学反応を起こす成分が含まれています。
また高温多湿の場所でも同じように成分が劣化することがあるので、冷暗所で保管することをおすすめします。
遮光するために黒い布や箱に入れて保管するのも良いでしょう。
香水の成分がアルコール分が多く、揮発しやすい性質もあります。蓋をきちんとしめるようにしましょう。
香水の成分であるエタノールや香り成分に含まれるアルコール類が揮発してしまうと化学反応を起こして参加や重合しやすくなり、香水本来の香りが楽しめなくなるうえ、成分そのものが変化することもあります。
香水には使用期限があるので早めに使い切る
香水は未開封で3年、開封したら1年ほどの使用期限が設けられています。
正しく保管していても開封したらできるだけ早く使い切るようにすることが大切です。
開封すると瓶の中に空気が入り込みます。空気中に含まれる雑菌が繁殖することもあり、そのまま使い続けると肌トラブルの原因を起こすこともあります。
実際に香水を買うときのポイント
街や職場ですれ違った人の香りで「素敵な香り」「自分も香水をつけてみたい」と思った経験はありませんか?
実際に香水を買う時にはいくつかポイントがあります。こちらでは香水を買う時のポイントについて解説していきます。
実店舗で購入するのはデメリットや失敗も!
香水を選ぶときにはトレンドよりも自分が好きな香りを優先することがポイントです。
店頭販売で購入するときには、店員さんに目的や好きな香りのグループを伝えるようにします。
試すときには好きな香水をムエット(試香紙)に吹き付けて試す、または直接試しづけさせてもらいます。
選ぶ種類は3~4種類にするのがポイント。香りを嗅ぎ過ぎると、嗅覚は鈍化しやすいので香りがだんだんわからなくなってくるからです。
店頭で購入するのは実際に手に取って香りを試せる反面、実際に日常で使い続けると以外に好きな香りではなかったということも少なくありません。好きなボトルの見た目につられて購入した、たくさんの香りを嗅ぎ過ぎて失敗した、時間がたつと嫌いな臭いになってしまう、ということはよくある事なのです。
高価な香水を実店舗で購入してもあまり使わなかったとなると、もったいないですよね。
ネット・オンラインで購入と少量で多種類楽しめる
実店舗での購入にリスクを感じる人や、少しずつ香りを試したいという人におすすめなのは香水のサブスクサービスです。
月額定額制で少量ずつ色々な香水が試せるので、今注目を浴びています。
高価な香水でも手軽な価格で購入できるうえ、少量なので使用期間内に使い切れるので、香水そのものの香りを最後まで楽しめます。
自分のライフスタイルやファッション、好みに合わせてパーソナライズしてもらえるので、失敗も少ないうえ、毎月香水が届く楽しさも味わえます。
香水の選び方のまとめ
香水は香りのグループによって分けられていて、それぞれの持つ特徴を掴むと自分の好みに合った香水が選びやすくなります。
香水を選ぶときには目的や香水の知識を持っておくことで、つけ方や保管方法などより香水を楽しむことができますね。
香水は今や実店舗だけではなく、自分に合うものをパーソナライズしてチョイスできる時代。
自分らしさを好きな香りで演出してみませんか?